E36のキャリパーオーバーホールの紹介をします。
今回のE36はキャリパーのダストブーツがめくれあがっていました。
このままの状態で使用し続けると、水がゴミが中に入ることでピストンが錆びてメッキが剥がれてしまったりします。
そうなるとブレーキが固着してパッドを引きずるといった症状が現れ、このままパッド交換だけすればブレーキフルード漏れにまで被害が拡散する恐れがあるため、キャリパーブーツのめくれが見つかった時点ですぐに修理してください。
キャリパーのダストブーツがめくれあがってしまっている状態の写真です。
ピストンとキャリパーは今回再利用可能でしたので、シールのみ新品に組み替えました。
組み終わった画像がこれです。
新品交換したので当然ですが、めくれもありませんね。
レースの世界では、当然のように毎回ブレーキのオーバーホールが行われます。
よほどのパワー差でもなければ、レースにおいて直線で車を追い越すことはなく、直線コース上でのスリップストリームからコーナー進入時のブレーキングで勝負を仕掛ける感じですよね。
そのため、ブレーキシステムの不具合はレースをするうえで致命傷となります。
レースを例えに出しましたが、一般道における運転でもコーナー進入時にはブレーキングを行います。
このとき、ブレーキが効かない!!なんて状況は想像したくありませんよね。
車を安心して運転する必須条件は、ちゃんと走る、ちゃんと曲がる、ちゃんと止まるだと言えますので、
日頃からの定期点検で愛車の健康診断を欠かさないようにしてくださいね。
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